THK落石防護網

ポケット式・覆式・ミニ支柱式・スロープネット

落石防護網の選定

ポケット式落石防護網

落石発生のおそれがある岩石が設置する金網の上方部にあり 、金網の最上部にポケット(可動式)を設け空間を作り、落石エネルギーを金網・ワイヤロープにより吸収し法尻まで 安全に岩石を誘導する工法です。

覆式落石防護網

落石発生のおそれがある斜面上の岩石を斜面全体で覆った金網・ワイヤロープ、地山の摩擦力により落石エネルギーを吸収し法尻に岩石を誘導する工法です。

ミニ支柱式落石防護網

覆式落石防護網の機能に加え金網の最上部に据え置き型のミニ支柱を設置して金網の上方部からの小規模落石も捕捉して法尻まで誘導する工法です。

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施工手順

施工手順

覆式落石防護網工

ミニ支柱式落石防護網工

ポケット式落石防護網工

1 現地調査

2 準備工(伐開等)

3 測量・丁張

4 材料搬入・検収

5 天端アンカー設置

5 アンカー設置

5 アンカー設置

6 天端横ロープ設置

6 ミニ支柱設置

6 支柱建込・設置

7 金網設置

7 天端及び縦主ロープ設置

7 吊り及び天端横ロープ設置

7 金網設置

8 金網設置

9 ワイヤロープ設置

10 各部材取付

巻付グリップ

巻付グリップ

結合コイル

結合コイル

クロスクリップ

クロスクリップ

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ポケット式落石防護網

標準展開図

標準展開図

部材数量表 600.0 m²当り

部材数量表 600.0 m²当り

設計計算条件

ポケット式落石防護網をご検討の際は下記条件を御提示下さい。

  • 1. 落石荷重......W(kN) 〈 縦(m)×横(m)×奥行(m)〉
  • 2. 発生源から衝突位置までの高さ...H(m)
  • 3. 斜面勾配......θ( 度 )
  • 4. 等価摩擦係数......μ
  • 5. 縦ロープ長(金網高)......Ld(m)
  • 6. 施工延長......(m)
  • 7. 支柱高さ......lp(m)

標準横断図

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覆式落石防護網

標準展開図

覆式落石防護網

部材数量表 640.0 m²当り

部材数量表 640.0 m²当り
  • ※ 金網標準使用量......架設面積(m²)×1.11(補正係数)
  • ※ 金網重ね幅......20cm以上(金網端部がナックル加工の場合)
  • ※ 結合コイル取付......最上段横ロープ=3ヶ/m・その他ロープ=1ヶ/m
  • ※ アンカーの種類は、強度計算の結果および現地地盤の状況により規格、岩用・土中用の別を選定します。

設計計算条件

覆式落石防護網をご検討の際は下記条件を御提示下さい。

  • 1. 落石荷重......W(kN) 〈 縦(m)×横(m)×奥行(m)〉
  • 2. 斜面勾配......θ( 度 )
  • 3. 等価摩擦係数......μ(0.5)
  • 4. 斜面長さ......L(m)

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ミニ支柱式落石防護網

標準展開図

覆式落石防護網

部材数量表 640.0 m²当り

部材数量表 640.0 m²当り
  • ※ 金網標準使用量......架設面積(m²)×1.11(補正係数)
  • ※ 金網重ね幅・折返し幅......20cm以上(金網端部がナックル加工の場合)
  • ※ 結合コイル取付......最上段横ロープ=3ヶ/m・その他ロープ=1ヶ/m
  • ※ アンカーの種類は、強度計算の結果および現地地盤の状況により規格、岩用・土中用の別を選定します。
  • ※ ミニ支柱地上高......H=1.0m・1.5m

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スロープネット

標準展開図

標準展開図

部材数量表 1200.0 m²当り

部材数量表 1200.0 m²当り

スロープネット工は、レキ混り土砂部及び軟岩部で、対象となる落石質量が約60kg以下で少ない場合に使用します。

ネット

ラス金網の標準規格

型式 規格 重量
KG-G型 440 Dtex / 44本 x 25mm目 214 g/㎡
KG-H型 440 Dtex / 44本 x 30mm目 173 g/㎡
KG-J型 440 Dtex / 44本 x 37.5mm目 137 g/㎡

結合コイル

φ 3.2 x 50 x 300

結合コイル

サブアンカー

CPG φ 19 x 500

サブアンカー

メインアンカー

メインアンカー

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落石防護網共通部材

金 網[JIS G 3552]

ラス金網の標準規格

種 類 線 径 (m/m) 網 目 (m/m) 亜鉛付着量 (g/ m² )
3種亜鉛めっき
(Z-GS3)
5.0 50×50 147 以上
4.0 50×50 147 以上
3.2 50×50 128 以上
2.6 50×50 114 以上
4種亜鉛めっき
(Z-GS4)
5.0 50×50 232 以上
4.0 50×50 232 以上
3.2 50×50 218 以上
2.6 50×50 175 以上
6種亜鉛めっき
(Z-GS6)
5.0・4.0
3.2・2.6
50×50 285 以上
7種亜鉛めっき
(Z-GS7)
5.0・4.0
3.2・2.6
50×50 380 以上
亜鉛アルミ合金めっき
(ZA300)
5.0・4.0
3.2・2.6
50×50 300 以上
着色塗装 亜鉛めっき
(C-GS3)
5.0 50×50 155 以上
4.0 50×50 155 以上
3.2 50×50 135 以上
2.6 50×50 120 以上
着色強力亜鉛めっき
(C-GS7)
5.0・4.0
3.2・2.6
50×50 400 以上
山河
合成樹脂被覆
(E-GH3)
5.0 50×50 155 以上
4.0 50×50 155 以上
3.2 50×50 135 以上
2.6 50×50 135 以上

ワイヤロープ[JIS G 3525準拠]

ワイヤロープ外径 = 実測値 ×1.1549(補正係数)

ラス金網の標準規格

構造 破断荷重
3×7G / 0 12mm 78.8kN
14mm 109kN
16mm 139kN
18mm 157kN

巻付グリップ[JIS G 3506]

3×7G/O用

巻付グリップ[JIS G 3506]
表示 L1 L2 L3 D 控除長さ
8mm 700 160 30 40 135mm
12mm 900 160 30 40 175mm
14mm 1000 200 30 50 200mm
16mm 1100 200 30 50 225mm
18mm 1300 200 30 50 260mm
巻付グリップを使用する場合は、1ヶ所につき上記控除長さを差し引いてください。

クロスクリップ [JIS G 3101] ( 溶融亜鉛めっき )

三方クリップ[JIS G 3101]( 溶融亜鉛めっき )

( 大 )16 〜 18mm 用 ( 小 )12 〜 14mm 用

結合コイル[JIS G 3548]

ラス金網の標準規格

線径 外径
a φ3.2 50mm
b φ4.0 70mm

ターンバックル[JIS G 3101]

ターンバックル[JIS G3547]

※( )内数値はφ25mm の寸法

ターンバックルを使用する場合は 1 ヶ所につき上記控除長さ 800mm を差し引いて下さい。

落石防護網共通部材

土中用アンカー [JIS G 3112]

羽根付アンカー
組立アンカー
7 連アンカー
Hi アンカー2型
Hi アンカー 3 型
Hi アンカー 4 型

ラス金網の標準規格

種 類 寸 法 標準耐力
羽根付アンカー D25×1500 10kN
組立アンカー D25×1500×4本 20kN
7連アンカー D29×1500×7本 35kN
Hiアンカー2型 プレート720×400   L=1500(2000) 35kN
Hiアンカー3型 プレート720×600   L=1500(2000) 50kN
Hiアンカー4型 溝形鋼1000×300  L=1500(2000) 80kN

岩盤用アンカー[JIS G 3112]

セメントアンカー
寸 法
D22(M20)×1000
D25(M24)×1000
D29(M27)×1000
D32(M30)×1000

ミニ支柱[JIS G 3101]

ポケット支柱[JIS G 3101]

ベースアンカー[JIS G 3101]

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